撮影紀行 3月 (清見寺に咲く純白の花)


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弥生(3月)。
雨の中、興津・清見寺に向かう。

ここ清見寺は東西街道の要所に位置し、
歴史の舞台にもしばしば登場する東海の名刹である。
また境内にある石像「五百羅漢」は、
島崎藤村の小説「桜の実の熟する時」
最終章の一節にも書かれていることで
知られている。
清見寺への撮影目的は、
この時期に咲く純白の花「ハクモクレン」である。
寺門をくぐるとすぐにハクモクレンの大樹がある。
雨の中ではあるが白い大きな花を
枝いっぱいに咲かせていた。


黒ずんだ建物、重量感のある屋根の甍(いらか)、
この落ち着いた たたずまいに純白の花は良く似合う。


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